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全部音。

最近になってやっと音楽っていうのがわかってきた気がする。
それなりにだけれどもやっと少しだけ。
別に聴く分にはどうでもいい話なんだけれどね、上手く消化出来なかった部分がクリアになってきた。


どこにでもある何の変哲も無い100円ライター。
それをそっと手渡されて一言。

「君はこのライターで何曲作れるんだろうね?」

そうきたか。

例えばよほどの田舎に住んでいない限りは誰もが知るコンビニ。
コンビニであればなんだっていいわけではない、とにかく今見たコンビニ。
この目で見たコンビニのあらゆる世界をまだ知らない人に的確に伝える為に曲を作ってくれ。
そりゃ大変だ。
まずコンビニを観察しなきゃ。
朝、昼、夜の様子はそれぞれどうなのか。
また時間帯別の店内の様子、外からの様子はどうなのか。
そこではどういったやりとりやトラブルが起こるのか。
立ち読みする人だっているだろうしやたらと店内を徘徊して何を買うか迷い続ける人もいるだろう。
ここまでなら少し考えたら誰にでも観察出来るだろう。

問題はそれ以上の部分。
誰しもがその瞬間の立場(経営者、店員、お客、業者)に関係なく潜在的にコンビニに抱いている最も強い感情が何なのか、そこを軸に今構築したばかりの新しいコンビニ像をすぐに頭の中で映像として確立させた上でそこから変化する様々な絵を全て推測を元に音として創造出来るのか。
元より現在表面的に抱いているイメージはコンビニそのものからあらゆる形で提供されたイメージ、それをどこまで排除してフラットな状態でやれるか。
求められるものは定番でもあり斬新でもありそんな仕事がたくさんある。
定番だけでは賄えぬ音楽。
そういうのに関わっていてね、最近曇っていたものが晴れてきた。

クリエイターの行動は面白い。
普通の人には出来ないであろう行動。
例えばりんごでいい。
テーブルの上にポツンと置かれたりんごを四六時中眺める。
1週間経ってもまだ眺めている。
ある時堰を切ったかのように怒涛の勢いで一挙に表現を完成させる。
素晴らしいね。
そういうのって濃過ぎて大体がお金にならないもの。
濃過ぎると常人にはまず理解されない。
残念ながらそれをまるでカルピスみたいに薄めるとちょうど良いものばかりなんだけれどね。
とはいえおかげでライターだけで5,60曲はいけるようになってきた。
でね、それをトータルして聴くとやっぱりライターだなってなればOKだ。
制作に携わる人は面白いからやってみたらいい。
絶対に簡単には出来ないから。


それで完全にわかった事もある。
俺の場合はドラムだからどうしてもリズムが先行して頭の中を流れる。
こういう時はとても邪魔だ。
例えば皆も知っているかもしれないけれど俺の友達でブレイクビーツの達人がいてね。
アホみたいな話をしていてもあの人世界レベルだぞ。
その人はシーケンスを駆使するわけでドラマーでは無いからリズムの概念なんて有形無形。
つまりね、例えばそこの信号がテラテラしている夜の街の静止画を曲にしてみてとかってなった時に俺の頭は圧倒的に不利。
どうしてもある種の規則に従ったリズムが出てくる、かつ人間の手足で紡ぐ事が可能な範囲でね。
もちろん同時に音階もババ~ッと流れてくるんだけれどもその根本にリズムがいやがる。
こういう時ドラマーって不幸なものでね、リズムっていう本能的なパートの為かどうしても現れる。
聞けば俺だけじゃないらしい、ドラマーはほとんどがそうらしい。
壊したくても一度イメージとして完成してしまった音像というのは中々頑強なもの。
全ては脳内戦争の話なんだけれどね。

常々思っているんだ。
イメージってあるでしょ。
_ _ _ _*でもいいや。
じゃあ_ _ _ _*のイメージってものがあるとしてね、それは誰にとっても_ _ _ _*を知る人であればそれはそれはとても強いものなんだろう。
ああいうバンドだよね~ってさ。
でもね、このイメージってやつが音楽そのものよりも上回ってしまわれたらたまらない。
それはもちろん俺達自身もそうだしね、不特定多数の誰にとってもそうだろう。
だって音がイメージに負けているわけでしょ。
今出ている音がイメージに負けているわけだ。
それってさ、今偶然音楽の話で書いているだけで私生活からして同じ。
ず~っと同じ所をループするわけだ、同じ失敗、同じ成功。
それはたまらんわ。
その頭で何人集まっても1を10にする話しか出来ないよね、1を1000~にしなきゃいけないのにさ。
それだと何しても長持ちもしないだろう、いろんな意味でさ。
ジャンルとかもそうでしょ、いとも簡単に括れるものは場合によってはイメージに負けてしまっているのかもしれないよね。
ジャンルっていう強大なイメージにね。
そういうの俺は嫌だ。
何やってもそれになってしまってこそ本物なんだろうから。
突き抜けろ。
人間誰でもそれを知らないのであれば忘れているだけだ。


そんな感じでね、今までとは全く別角度から音楽ってものを見つめているとまだまだやらないと知らないといけない事がたくさんあるなと思う。
この間登った富士山でもさ、9人いて俺と同じような感想だったのは1人しかいなかったんだから。
同じ道、同じ景色、同じ時間を重ねていたはずなのにね。
だから面白い。


さぁライブだ。
今から14時間後にはもう鳴らしているだろうね。
行くよ、新宿JAM。
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