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小さな女の子。

あるライブハウスで見た小さな女の子。

歌っていた。
暴れていた。
客と殴り合いの喧嘩していた。
小さな女の子。

もういいよ、
もうわかったから、
もういいじゃないか、
自分で自分の傷をそこまでえぐるのかってくらい。

しかしそれが源。
あるバンドのボーカルさん。
その手首には無数の切り傷。
腕の線に対してね、垂直に入った切り傷が幅15cmくらいでびっしりと。

あんなステージを展開していれば近く死ぬって俺が思ってしまいました。
私生活で。
そうそうは思わないのに。
高さ2,5mのスピーカーから客の渦に向かって頭から飛び込む。
無茶だ、でもそれが極上のライブ感を生み出す。

バンドをやる動機。
それぞれの人間があると思います。
でもそのほとんどは弱いもの。
憧れであったり目標であったり。
挫折という言葉であったり、とかくそういう折れ方が出来る。
挫折、俺はこの言葉が嫌いだ。
挫折出来るバックボーンがあるんだから。
じゃあ憧れもなく目標も無い人間が常人離れしたライブをどうして出来るのか。
戦いだから。
現実を重く見つめ、そこから逸脱しようと必死だから。
きっと部屋に帰れば何もないんだろう、恐らくなぜバンドがこういうスタイルになったのかさえもわからないはず。
だけど生きていると認識出来る唯一の場所。

そのバンドさんは演奏もしっかりしている、恐らく来年辺りにメジャーから1枚リリースするのではないだろうか。
音楽性があるんですね、しっかりと。
でも戦っている、そんなことはどうでもいいと言わんばかりに。
小さな体に似合わなさ過ぎる大きな火花散らして。
何をやっても続かない、ここしかなかったんだっていう自意識がその他大勢とのパフォーマンスを大きく突き放す。
あれはライブで死ぬつもりじゃないと出来ない。
今から死のうと決めれる人間がどれだけいるんだろうか。

高い所から飛び降りてくる時にね、俺は真下にいたんですね。
周りは騒いで楽しんでいたけど、あの狂気染みた目と高い音楽性、そして独特の個性を感じたら本気で殴ってやりたくなった。
死を目指すなよって。
まだまだやることあるだろって、でもきっとそんな言葉は届かないのかな。
目が合ったもんだから真っ直ぐにこっちに飛び降りてくる、頭から。
落ちてくる最中にね、狂気の奥から微かに救いを求めるような目。
やっぱり生きたいんじゃないか。
必死に受け止めた、軽い、とても軽かった。

いろんなバンドを今まで見てきたけれども、あれは異様だ。
ショーじゃない、死生観をまるまる見せ付けられるかのような…
そんな誉れあるバンドさんと恐らく来年うちも対バンすることになるでしょう。
だから余計に思うことがたくさんあった。
人なんて暴走してしまうことはあるし、本来そういう生き物。
何もない世界だと感じていてもね、そう感じているからこそやれることがあるはず。
あれを見て人は何を思うのだろうか。
そんなことを考えながらその時の為に備えたいと思います。
いや、すでに備えは出来ているか。

どうかこの世界が寛容でありますように。
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