スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

児童福祉施設。

半年に一度ほど、北関東のとある児童福祉施設に行くんですよね。
_ _ _ _*じゃなくて、もっとソフトな面々で柔らかいバンドで。
とにかく行くわけです、自分自身何かを確認するように。
親に限らず身寄りのいない子供達がたくさん。
そういう場所を見ていると日常では感じれないものがたくさん。
何もかもがたくさん。

施設に入るとね、まず凄い数の鋭い視線が突き刺さってくるわけです。
痛いよ。
様々な原因で子供達はそこにいることになったわけですが、皆が皆普通の生活を送れている子供よりは鋭い視線を持っている。
人を見て真剣にどういう人なんだろうって考えているんでしょう。
そりゃそうだ、俺が大きくなってから順を追って知ったことを幼少期に一気に知ったんだから。
やっぱり大きな要因としては人に裏切られる事を知っている。
ある子なんてね、目の前でお父さんがお母さんを刺し殺した。
結局服役なんかで身寄りがいなくなって…。
もう悲惨ですよね、もっと長く生きている俺でもそんな光景知らないのにさ。
だから…愛想で話しかけても絶対に通用しないし、もちろん嘘なんかにもとても敏感になっている。
もともと子供なんてそういう部分はとても繊細で敏感なもの。
見栄を張ったところで何も相手にされやしません。

で、何をしているかと言えばしばらく雑談したりしてから演奏するんだけれども。
俺にとってはこの世で最も手強いオーディエンス、人間。
小手先ではなく心で叩かないと何も届かない。
それ以前にね、雑談して一緒にご飯食べたりするんだけれどそこが最も試されるんですよね。
自分の人間性とでも言ったらいいのか。
5歳6歳の子でも既に精神的に自立している子が多い。
自炊までする子もいるし洗濯から掃除、そして決まり事を守って生活するということ。
あの社会生活の営みようは簡単に真似出来るものではありません。
凄いですよ、そこで培われている仲間意識なんて大人では絶対に持てないもの。
この間初めて一緒に行った人は最初から最後まで溶け込めないでいました。
敗因は子供を子供として接しようと…それで無理して自分のキャラクターを作ったんだってさ。
俺達ごときが取り繕ったところで子供達に何を見せれるのか。
誰が心底オープンに子供と話せるというのだろうか。
でもそれが凄く大切なことだと気付かせてくれる場所であり、教えてもらえる場所であり、自分なんかでも受け入れてくれる度量がその子達にはあると思い知らされる場所であり。

それでスタンバイこいて、演奏を始めようとすると…。
凄い視線で見てくれるわけです。
音を出す俺達よりも真剣に。
まるでなぜこの人達はこんな場所まで演奏しにきたのかっていう根本的な答えを見つけようとしているかのように。
凄い問われている気がして。

なんでお前は音楽をやっているんだ?
一体何しにここへ来たんだ?
何が楽しいんだ??

音ってね、実際は空気振動が成すだけのものなはず。
なのにそこでは特にいろんなものが音っていうものを媒介して伝わってくる。
空気震動なんかじゃなくて、人間の感情の渦そのものが心の中に入り込んでくるんですよね。
あっちからもこっちからも。
優しい子もいるんだけれど、中には完全に閉じ篭もってしまっている子もいたりして。
演奏終了までにそういう子を外に引き出せなければ俺自身何しに行ったのかわからなくなるってもんです。
どれだけ楽しいかを伝えられなければ俺なんて誰にも見せる顔が無い。
教えられてばかりだけれど、せめて何か1つくらいはお土産に置いていかないと。
結局会話も交えながら1時間弱を演奏してね、帰る頃には皆喜んでくれて今日という日が終わるのを惜しんでくれていたんだけれども。
とても難しいライブでした。
難しいというか、人本来の姿に回帰したらいいだけなんだろうけれどそれがとても難しくなってきているんだと思います。
ライブ中にね、感動したのかどうかはわからないけれど泣いて喜んでいる子もいたりして。
どういう形であれ、くだらない人間が誰かに何かに対して為になるということはとても素晴らしいこと。
自分自身が音楽やっててよかったなって思える数少ないシーンの1つ。

また次行くのが楽しみです。
あいつら、どんどん大きくなるからなぁ。
いつまでも堂々としていたいもんです、情けない姿は見せられない。
あいつらのほうがよっぽど強いんだから。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://drpan.blog73.fc2.com/tb.php/302-5e2a354e

FC2Ad

相続 会社設立

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。