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生きるということ。

ジリジリと過ぎて行く毎日はまるで死刑台へ伸びる十三階段かの様相。
そんな日々でも雄々しく生きている人を見るといろんなものがとてもつまらないものに見えてしまって。

たまに言われるんですよね、こんな感じの日記をよくも書き続けられるなって事を。
楽しい日記であれば俺以外の誰かが書くだろうし…
例えば自分史におけるトピックスみたいな感じで毎日毎日。
でもそれよりも自分自身の人格形成により近いもの…湧き上がるものを書きたいんですよね、もっとよりリアルな見聞録とでも言うのだろうか。
どうしてもそっちのほうを発信したくて。

今日書こうと思っているのは先日、児童福祉施設に行ったって内容を書いたのですがそこで出会った一人の男の子の話。
演奏が終わってから話しかけてきてくれたんですよね、間もなく出た言葉が…

「僕、もうすぐいなくなるんだよね。」

8歳にして余命2年。

何よりも驚いたのがそれを本人があまりにサラっと話してくれたこと。
先天性のどうしようもない病気で延命措置だけならば出来るけれど、莫大な治療費が。
そんな金、有る所には有るけれど無い所にはどこをどう探しても無いわけで。
既に欧州では認可されている薬が厚生省に認可されればかなり安くなるんだけれど、本人は至ってそんなことはどうでもいい様子。
なんで話してくれたの?って聞いたら、演奏聴かせてくれたから自分の事も知ってもらいたかったんだって。
心で聴いていたんでしょうね。
あまりにもあっさりと言われたが為に猛烈な違和感に襲われた。
本当に死ぬという事をわかっているのか?って。
でも実際は俺なんかよりも3分の1にも満たないくらいしか生きていないその男の子のほうがよほどわかっていたんですよね。

もしそうなれば毎日がどのように映るんでしょう。
与えられた自分の人生をごく普通に受け止めて…もしかしたら毎日バカみたいに照り続けている太陽でさえどこまでも希望に満ちたものなのかもしれない。
昨日、今日、明日をどれだけ愛せることでしょう。

たまに話したことありませんか?
もし明日世界が滅びるとすれば最後の日は何をする?って。
それが毎日じゃないですか、信じられない世界。
もしこの世界の人間全てがね、生まれた瞬間にあなたの余命は何年ですって宣告されたならばこの世の何もかもが機能しないことでしょう。
そんなに強い人間なんてそうそういないはずだから。
だ~れが働くものか、でもその子は働いていた。
そして皆と同じように遊んで笑って。

明日の事がわからないから楽しく生きれるんだろうか。
明日の事がわかってるから楽しく生きれるんだろうか。

自分がそこに居続けれるから優しくなれるんだろうか。
自分がそこに居なくなるから優しくなれるんだろうか。

わからなくなってしまいました。
その子を見ていると実は死ぬっていうことが楽しみであるかのようにさえ感じてしまって。
あまりにも普通に話されるもんだから…まるで最近どう?ってな調子で。
邪念や雑念が多過ぎるせいか、または俺自身が生への執着が異様に強いからなのかはわからないのですがとにかく解せなかった。
もちろん今も。
生まれるってのと死ぬってのは誰にでも訪れる一大イベントなわけで、これだけは誰にでも均等に与えられた唯一の平等とでも言ったらいいんでしょうか。

間違いなく自分の人生観の何かを揺るがす出会いでした。
その子からすれば恐らく俺がここでこうして書きながら考えているという行為でさえ不思議に思われるかもしれない。
何がそんなに難しいの?ってさ。
ただ俺に話してくれた、自分の事も知って欲しいっていう確かな衝動。
それが嬉しかったし、何よりも発したその子も受けた俺も正常な証。
そしてくだらない雑談から真面目な話まで普通にメール交換している俺がいるわけです。
まだ3回目だけれども必ずその都度送られてくる冒頭の文。


「今日は楽しかった?」


どういう風に返しているかは内緒です、想像にお任せします。
ただ単純に日常の中で常に次が無いかもと思えるのはどれだけ素晴らしいことかをアホな俺でも少しはわかったんじゃないのかな。
いつかこのメールも終わりが来るんだとすれば…。

生きるって凄いですね、今更だけど改めて。
ありがとう。
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コメント

何か人間同士の原点のようなものを二人のやり取りに感じました。いつかオレもそんな風に誰かと接せられたらなと。まだまだ時間がかかりそうですが。

俺もその子に教えられただけで、未だになんでそういう流れになったのかがわからない部分も。
ただ、絶対的に音楽を通して本音で話せるというのはとても素晴らしい話でこれからも継続していきたいっす。

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