スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ダイブ。

昨日のライブを見てくれていた人がいました。
その眼前で起こってしまった事件。
そして晒してしまった醜態。
まずはすいませんでしたとしか言えません。
どうしてだか手は無事です、腫れも引きました。
痺れも後2日もすれば完全に抜けていることでしょう。


昨日のライブ、俺達の出番はトリ。
会場のテンションはピーク、恐らくライブが始まって10分過ぎのこと。
ずっとやばいなとは思っていたんです。
あの人、ステージに上がってきて何かやらかしてくれるんじゃないかと。
それが起こった瞬間。
俺はドラムです。
逃げ場がありません。
手も足も離すわけにはいかない、ドラムセットから。
たとえ飛び込まれたんだとしても。
ビデオで見てはっきりと思い出したんですよね。
完全にプッツンして覚えてなかったんだから。
スタッフさんも制止するのは無理だったんだろうなっていうタイミングでススッと前のめりにドラムに向かって一直線に飛び込んでくる男。
ギリギリまで叩こうとしていたせいでバスドラの真上から俺に向かって
飛び込んできた弾みでスネアが倒れてくる。
なのに左手をフルスイングで振り下ろしたせいで傾斜して倒れてくるスネアの打面に手首が嫌な角度でヒット。
打撲のような捻挫のような。

その後何が起こったか。
恐らく最前で見ていた人はわかるんだろうけれど、まずは右フックみたいなので迎撃して失神して倒れたところを蹴り入れてました。
おまけに失神させているのにも気付けない俺は飛び込んでバスドラとクラッシュとハイハットの間で動けないでいるその男に更に腹を立てたらしく…早く再開させたかったのだろうか。
クラッシュのスタンドを持ち上げるだかどかそうとしたのかわからないけれどその絡みで救出にきたスタッフさんの顔面をクラッシュがヒット。
たんこぶが出来ていました、完全に俺のせい。
俺はバカだ、関係ない人をケガさせてしまった。

ステージはもちろん中断。
もうね、大事なスネアは転がっているしハイハットも歪んでたしドラムマイクなんて全滅。
最低で最高の醜態を晒してしまいました。
楽屋にはけて頭を冷やそうとするも、バカな俺は怒り狂っていたらしく。
なんとかステージ再開にこぎつけるもここで助けられたのは見てくれていた人達。
本当にありがとう、感謝します。
あれがなければ俺は持ち直せなかったです。
あそこでもし…野次の一つでも飛んできたらどうなっていたんでしょう。

きっとこれからの俺達には常に付き纏う問題。
ただ言い換えればそれが必要だとも思えます、だってライブでしょ。
昨日だってcandyのマイクが取り上げられそうになっていたり、でもそんなことはライブだからいいじゃないか。
ジンプルやYu-ponが柵から乗り出して弾いていてそれをいろんな人が弾こうとしたっていいじゃないか、ライブだから。
関係ねぇ。
楽しければいい、誰もが参加するものだと思うから。
ただ、決定的に演奏を断念せざるを得ない状況というのは誰にとっても良くないもの。
まず、お金を払ってライブを見に来ているオーディエンスサイド。
そしてイベントをオーガナイズして良い1日を組もうとしている制作サイド。
そしてライブをしようと乗り込んできたバンドサイド。
演奏中断ということは表現の手段として楽器を手にした俺達にとってこれ以上ない屈辱的なもの。
俺なんてドラム取り上げられたら何も残りません。

聞いたり知っている話では女性Voのパンツの中に手を突っ込んだり、触るっていうレベルではない目的で来た男のせいで中断になったり。
ダイブはもちろんだけれどそれでアンプを倒してしまったり、ホールでお客さん同士の乱闘が始まってしまったり。
よくある話です。
ギリギリの境界線のせめぎ合い、それが許される場所がライブハウス。
音楽ってそういうものだと思います。
ただそれをたった1cmはみ出してしまうと一挙に話が急加速でこじれてくるものです。

もしあそこで手首が粉砕骨折でもしていればどうなっていたのか。
人生で初めての経験。
これからは例えドラムにダイブされたんだとしても中断せずに何事も無かったようにやってやります。
それがきっと誰の為にもなることだと思うから。

最後に。
昨日見てくれた人達の顔は絶対に忘れません。
もちろんスタッフさんも共演者さんも。
ケガをさせてしまったことについてはこれからの人生で深く刻みつけます。
あれ程自分が怖いと思ったことも中々なかったんだから。
バンドをやっていてよかった。
やらせてもらっていたというのがよくわかりました。
ありがとう、次はもっと良いステージで返したいと思います。

皆ありがとう、泣けます。
スポンサーサイト

コメント

壮絶でした。

僕は以前から考えていました。ライブってなんだろうって。
生き様でありエンターテイメントであり演技であり。
そんな自分が厭で、でもその反骨心がバンドには必須で。

プレーヤー側としては腹が立ちましたが、数分のインターバルの後メンバー皆さんが出てきたときは体が勝手に叫んでいました。その後姿に皆さんの人間味が顕れていて。許せないけどやるしかなくて、どうすればいいかわからないけどやるしかない、そんな葛藤が音の洪水になって飛び出てました。あの現場に同席できてよかった。

いや、本当そう言ってもらえてありがたいです(TT)
実際に後で映像眺めながら冷静になって考えてもやっぱり続行は不可だったと思っています。
しかも終盤ではなく、開始~10分での出来事。
生きていたのはキックだけ、到底まともな演奏が出来るはずもなく。
それでも後の20分と少しをそのまま続けるべきだったのか。
あった出来事は出来事として、そして演奏出来るかどうなのかはステージの人間としてですね。
それこそがライブなのだとすれば、俺は誤ったのかもしれません。
いろんな人に意見をもらいました。
次起こった時は当然それを踏み台にしてライブします。
ありがとうございました!!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://drpan.blog73.fc2.com/tb.php/338-5d177e35

FC2Ad

相続 会社設立

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。