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エンターテイメント。

エンターテイメントって?
最近あった出来事と重ねると疑ってしまいます。

ある人は言うわけです。

「お前の息子、芸能界なんかよりアフガン行けばいいのに。」

またある人は言うわけです。

「この世界はこんなにも悲しみに満ち溢れている。」

我の実生活では目を背けたくなるような問題でも、優しく包み込みわかりやすくパッケージして陳列棚に並べられる。
そしてその値段を見て俺達は割高か割安なのかを判定しているわけです。
実際起こる悲劇にもある種の値段がぶら下げられていく。

例えば映画を観て。

期待通りであるのであれば満足。
期待値を1?でも越えていれば感動。
大幅に期待をオーバーしていれば感謝さえされる。
逆に下回っているととんでもなく叩かれたり。

常に時流を表現しているものとも思えます。
というか絶対そうだ。
辞書にはエンターテイメントとは「楽しみ、娯楽、楽しませるもの、催し、接待」という意味だとか。
そしてこの日本という国は日常レベルでエンターテイメントというものが最も苦手な分野ですね。
どこでもってわけじゃないけれど、海外のバカみたいなフランクさ加減に対して日本人は感情を素直に表現することにためらいを感じるわけです。
どうしようもない、真面目だったからこそ今があるんだろうし。
いきなり大勢の前で自分だけが感情を大きく表現してしまったら…。
事なかれ主義ってやつですね。
10面白かった事を尻尾や羽根つけて演出して100にしないと成立しないであろうエンターテイメント、それも公衆の面前で無差別に向けて誰がそんなことを常に出来るというのだろうか。
訓練された一部の人間もしくは突然変異的な人だけじゃないですか。
そんなに皆面白くないぞ、俺だって面白くありません。

そもそもエンターテイメントというのが掴み所が難しい。
絶対条件はエンターテイナーとお客さんがいるって事くらいでしょうか。
いろんなタイプのエンターテイメントがありますよね。

近距離。(記憶)

大道芸、舞台、音楽なんかがこれに入るんじゃないでしょうか。
要するに生ってやつですね、対象を直に自分の目で観る。
お互いに目の前なので発信受信側共に生のリアクションを体感。
とにかく臨場感ですよね、近いんだから。
その一方で発信者はミスをした場合にやり直しがきかない、怖いなぁ。
そして時間、場所が決められる為にある種の拘束にもなり、会場までの交通費も含めお金もかかる、その割に基本的に一回きり。

遠距離。(記録)

テレビ関連、漫画や小説、DVDなどがこれですね。
全然違うんですよね、編集作業等をして完璧な状態のものを好きな時に何度でも再現出来るばかりか財布にも優しくしかもDVDやCDなんかはずっと保存出来るわけで。
その代わりにレスポンスを知るにはメディアの力が必要になってくるし時間がかかるわけで、想像が膨らんだとしても生ではない。

俺達バンドなんてものは近距離、それもごく近距離。
手を伸ばせば届いちゃうじゃないですか。
例え内容が酷かったとしても…例えばお笑い芸人なんかで誰かを中傷的にネタにして笑いを取る。
普通に考えれば明らかに反社会的な行為じゃないですか。
実生活で皆が皆やってしまえばメチャクチャになりそうなものでもそれが楽しいというので成立しているのであれば立派なエンターテイメントですよね。
これがとても皮肉で矛盾しつつも成立してしまうもので。
そしてその対価として評価ってものを頂くんですよね。

記録と記憶って言葉がありますよね。
最近じゃ野球選手の新庄選手の言がありますよね、ありゃ本当。
記録と記憶、これって実は最重要事項であったりして。
人間っていうのはどうしたって時間の経過と共に記憶を失ってしまう動物。
だから実際には新庄選手の逆で記憶より記録なんて言葉もあるくらいでその部分では近距離より遠距離のほうが圧倒的に優位、だってたくさんの人が参加出来るし第三者によって残される可能性が高いから。

エンターテイメントなんて嗜好品みたいなもんで、酒やタバコや美味しいご飯みたいに無ければ死ぬ~ってわけじゃない。
でも嗜好品ほど品質や好みにうるさいものは無いでしょう。
これがまた不思議なんですよね、おかしな生き物だなぁ。
もうダメだってくらいお腹が空いて、これはちょっと…って位美味しく頂けない物を食べてもそこまで腹は立ちませんが、逆に飲み屋なんかで出されたビールがぬるかったら猛烈に怒る人もいるでしょう。
うちのジンプルなんてあさりバターぬるいって怒ってたもんなぁ。
俺には全くわからない怒りだったけれど、もしエビちりまずかったら悲しんでいた事でしょう。
そして店員さんに聞いていたはずです。

「これは正解ですか?」って。


バンドはエンターテイメントじゃないって言う人がたまにいます。
これはきっとエンターテイメントってやつが曖昧なポジションに置かれてしまっているからじゃないでしょうか。
もちろん俺はそこからすれば反対派かな、完全なるエンターテイメントじゃないかって。
完璧であって楽しくないといけないんでしょう、いや、本当はそんなものは大市場の原理でそれだけでは無いっていう部分も確かにあるけれど否めません。
そう思うと自分に起きた悲しい事や辛かった事をどれだけ真摯に歌にして曲として表現したところで虚しいなって思ってしまって。

しかし確かな事が1つ。
判断するのは個々であり可不可の決定権は絶対に個々のもの。
バカに出来ません、エンターテイメント。
最近本当に思うけれど、文化が国力を反映するっていうのは真実なんでしょうね。
バカに出来ません、バカに出来ません。
そしてそれはどこに転がっているかもわかったもんではありません。
俺はさっき1人でアンパン相手にエンターテイメントしてました。

俺の中ではエンターテイメントという響き自体が恐ろしいものです。
バカに出来ません。
それが人の判断基準にも成ってしまっている場合があるのだから。
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