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良い話。

自由とは何か改めて考える出来事がありました。

先日、ある夏祭りに出かけていったんですよね。
前日に友達から連絡があって、子供と一緒に行きたいって。
目的は野外でのライブ。
その子供さんが知覚障害で小学校にもなかなか上手く登校出来なかったりして。
その子にとっては極端にストレスになってしまう人混みを嫌い、下手をすれば発作を起こす。
なので普段から安易に外出する事も出来ず。
でも今回は珍しいくらいに行きたがっているってんで俺も承諾したもんです。
いいじゃないか、行きたいんだから行けば。
その手伝いであればなんだってします。

そして当日。
会場近くでご飯食べようって事で無事会えた。
本当に来たんだっていう嬉しさではしゃいでいたのは俺のほう。
今までも何度か約束しても来れなかったってのがあったから。
そして普通にご飯食べる、こうやって一緒にいると何も違和感無いのに恐ろしいものです。
後でなぜこんなにも世の中は不公平なのかを痛感するはめに。

ライブの開始時間に合わせて会場に移動、人混みを避けて遠めから一緒に観戦することに。
しかし…。
急転直下、起こる発作。
もうね、五体満足な俺からすれば小さな子がそんな意味のわからない症状で呼吸困難にまで容易にもっていかれる姿など見ていられるものではありませんでした。
やっぱり見たいっていう気持ちとは裏腹に無作為に人が右往左往している様子を感じ取っただけでだめだったらしく。
そして避けたかった救急車を呼んで病院に直行。
俺なんて普段から頻繁にライブハウスに出入りしているわけで。
当然人はたくさんいるわけで。
というか人と話す事でしかない毎日を過ごしています。
そんなところで躓いて学校にも行けなくなってしまっている子がいるんだってだけで知らない人にとってはショックなはず。
最近じゃペアレンツモンスターだとかいろいろ新しい問題が発生しているみたいだけれど、全てがバカらしく思えてしまうじゃないですか。
当然ライブを観れるはずもなく付っきり。
その子は自分のせいで自分自身あんなに楽しみにしていたライブを皆も観れなくなってしまっているのを悔いているのです。
小さいのに優しい子じゃないですか、普段から当たり前の如く辛い目に日々遭っているとそういう部分も気付けるようになるのでしょうか。
俺が小さい頃なんてそんな事わからなかったのに。
ましてや呼吸困難で苦しんでいる最中にそんな余裕まであっただろうか。

そうこうして俺も病院に張り付いているうちにその話を聞きつけた人達がどこからともなく集まってきて。
来るなって言っても来るんだからしょうがない。
気付けば10人くらいになっていただろうか。
同じく野外ライブを観に来ていた人間、仕事放り出してきた人間、近くで活動していたパフォーマー、中には_ _ _ _*に関わってくれている人間などなど。
ちょっと感心出来ないのも確かにいたけれども、それも良心の成せる業なのか。
そしてふと気付けば今俺達は何が出来るんだろうって話し合っていたんですよね。
今考えると何も無い人間が集まって何かを起こそうとしていた。
だってね、せっかくの夏祭り的なイベント。
その子にとってはとても大きな日だったはず、何年かぶりに自分から外行きたいって言ったんだから。
その様子を見てその子の親である友達は号泣。
それを見て俺も、あぁ…今とても良い輪にいるんだって気付かされたもんです。
そしてある人間が一言、ちょっと今日の出演者もう1回教えて?って。
出演の一組がワンクッション挟んで知り合いだって言うんですよ。
でも著名なバンドさんだからわからないけれど頼んでみるって電話をしだした。
そう、事情を話してもう1度その子の為に1曲だけでも歌ってあげてくれないかなって。

奇跡が起きました。
ものの10分も経たないうちに本人と連絡が取れたらしく快くOK。
おまけに場所まで提供してくれるとのことで、先に小さなバーへ直行。
少し話をさせてもらったところ、その方もこういうのがやりたかったんだって言ってくれて。
本当に音楽というものは使い手がどう使おうが自由なわけで。
儲けるのもよし、儲けないのもよし、自分の為に音を出すのもよし、他人の為に音を出すのもよし。
店をその子の為に貸切状態にしてくれてね、少し後に回復したその子がやってきたのでした。
そしてその子の為だけにっていうよりもね、皆で楽しみましょうってスタンスで弾き語りやってくれたのでした。
俺も転がっていたコンガで参加、鍋を叩き出す者、手拍子で参加する者、肝心のその子は飛び跳ねて歌ってくれていました。
今だけはどうか発作…などと考えていたのですが、それもすっかり打ち解けてしまっていたせか全く発症せず。
本当にわずかな時間だったけれども、時間も既に遅かった為に喜んでくれたその顔を皆で喜んだ後に皆と握手、そして帰ることに。
あの笑顔が忘れられない。
ありがとう、ありがとうって。
俺達はと言えば、その後もそこからいろんな話が出来て皆一様に出来事を振り返っていました。
音楽ってなんなんだろうとも人間ってなんなんだろうとも。

いろんな事がありました。
自由を語る以前に自由が何かを俺なんかよりもその子のほうがよほどわかっていたりして。
こうなったらこれだけ苦しい思いをしないといけないっていうのをわかっていながらそれでもライブってものを観たいと思ったわけで。
それでやっぱりそうなって…ところがそこに有志で集まってきた人間がいて、不思議とそれに賛同してくれた人間がいて。
結果的に昼間の騒ぎが嘘のように大団円になって。
信じられない1日でした、全て有意志の塊。
そして良心とも言えるのかもしれない。
これであの子がこの日の出来事を何かのきっかけにして強くなったりして後の人生に影響を及ぼしたとしたのであれば…それこそ後に語り継がれる1日になるでしょう。
人間の持つパワーってものがどれほどのものかを。
まだまだこの世界は素晴らしいものが転がっているということを再確認。

奇しくも俺はこの日、実は正月ぶりに腹の底から遊ぼうと決めていた日なのでした。
不覚にも全く遊べはしなかったんだけれども、とんでもないモノをもらいました。
何があったってちょっとくらい躓いたってなんてことないわ。
全然動けるよ、俺。

関わってくれた皆に感謝!!
何よりも教えてくれたあの子に感謝!!

良い1日でした。
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