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表裏一体。

表裏一体。

物事に必ずついてくるものですね。
これを見誤るとマイナスになりどこかでプラスになったはずのものまでが失われるものです。
つまり崩壊。
ちんぱんです。


いやぁ、いろいろとありますね~。
面白い毎日を過ごしています。
おかげで新しい曲のネタが増えてます。

例えばクレーム処理。
マイナスですよね、でもそんな時にこそ大きなプラスに変換しやすい何かが転がっているものです。
だって知らない人に踏み込んで突っ込んだ話が出来る良い機会ですもんね。
そもそも良心のあるクレームこプラスなのでは。

表裏一体。
必要なのは敬意、誠意、そして思いやり。
これがあればまず大丈夫じゃないでしょうか。
ただ難しいのはそれを見極めようとしているのが人間だという事。
最大のネックですね、人間。


昔々…。
高校の頃からバイトしていたんですよね。
それもそれなりに単価のあるというよりもむしろ高い関西大手の焼き肉屋さんで。
俺は自分の歳を偽ってバイトを始めたもんでした、だって当時のバイト募集要項に高校生可ってのが今と比べると圧倒的に少なかったんだもん。
それでね、皿洗いですよ。

う~ん、なんでだかよくわからないけれど放っておいても全自動で誰かが大量に洗い場に運んできてくれるじゃないですか。
よくわからないけれどそれを洗っているだけで俺はお給料というものをもらえたのでした。
なんでだかよくわからないけれど汚れた食器を運んできてくれる、それを洗っているだけ。
そりゃ喜んで洗いますよね、嘘をついてバイト始めて…その嘘というのもとうの昔にバレていたんだけれども裏でこっそりと手を回してくれていたのも知らずに。

それでね、俺のバイト人生は順風満帆かに見えたのでした。
そのうちバイトに慣れてくるじゃないですか。
すると当然態度もでかくなる、若気の至りと書いてしまえば面白いのですがそうもいきませんね。
仕事もどこか怠慢になって手を抜くようになっていたのでしょう。
それでもそのうちまた新しいバイトさんが入ってきて繰り上げ式に俺はキムチ係になったのでした。
キムチ数種類を決められた量に従いひたすらにオーダーのままに均一に盛り付けていく。
そのうち仕込みの時間にはキムチを切るのもやらしてもらうようになって。

俺はこの時まだわかっていなかったのでした。
このキムチが一体どこに行くのか、あの汚れた食器がどこから来るのかを。

それでたくさんの人に仲良くしてもらいながらもたまにとんでもないイカヅチを落とされながらバイトは続いていたのでした。
あの時本当に続けていてよかったもんです、じゃなきゃ何も教えてもらえなかったんだから。

それでね、ご飯ものも作るようになって生物系、ユッケやらがわかりやすいんでしょうか。
冷麺なんかも手捏ねで美味しいの作れるようになってね。
そしてステップアップして遂には焼き肉屋の肉そのものを軽量して盛りつける場所をやらせてもらうようになりました。
この間2年、ひたすら夜働いていた末に辿り着いたのでした。
一皿4千円もするような肉もあってね、凄まじい量をよくわからないなりに軽量してキレイに盛り付けて。

ある時の事。
クレームが出たんですよね、その原因は単純に俺自身の手抜きによるものでした。
もう少し…もう少しだけ神経張っていれば何も問題はなかったのかもしれない。
それでホール係の人が厨房に言ってくるわけです、大変な怒りだと。
でも実は自分が出していた焼き肉屋の肉ってものがどこに行くのかよくわかっていなかった俺に出来る事と言えば作り直してこれお願いしますって渡す事くらい。

それでね、俺言われたんですよ。
厨房の責任者であるチーフが一緒に謝りに行くから着いてこいって。
初めてですよ、営業中のピークの時間帯にね、キレイな白衣に着替えさせられてホールに出て座敷に向かったのでした。
怖かった、こんなにたくさんのお客さん達に俺は今まで料理を出していたのかと。
怖かった、こんなにたくさんのお客さん達に全く胸を張ってホールを歩けなかったのだから。
だってお客さんのほうが正装なんだから。
ホールを歩いていた時は何で給料をもらっていたのか?マークだらけでした。

経験した事のない怖い思いをして座敷に辿り着いたのでした。
そしてあんなに怖かったチーフが平身低頭に謝りながらどうしてこうなってしまったのか精一杯の誠意を込めて説明、その一言一句は未だに忘れられるものではありません。
あれ程に必死に事の顛末を伝えようとする姿が美しかった。
俺はただ何も出来ずに横で謝るのも忘れる程に景色を焼き付けるのみでした。
ただ話の最後の最後に搾り出されたように出たんですよね、言おうとしたんじゃない、出た。

すいませんでした。

と。
ショックでしたよ。
俺が厨房で叩いていた軽口や冗談、そして不遜な態度など実際は自分はバカですって言いまくっていただけの話なんだったんだから。
そうか、俺は人間相手に仕事していたのかとその時になってやっとわかったのでした。
皿洗い、ここで絶対に汚れを落としてピカピカにしなければならないと知り…
肉出し、誠意を込めて計量、少しでも質や形がおかしければ出してはならないと知り…
それは言葉で言われてわかるものではなくあの光景を焼き付けたからこそでした。

ガキんちょだった俺はその後に大激怒のクレームのお客さんになぜか気に入られ、そのお客さんのオーダーは前菜からメインまで全て受け持つ事になったのでした。
冷麺も大釜で練りましたよ、麺の固さやこし、スープの濃さまで調整して。
わかっていなければ面倒臭いと思えるかもしれない仕事でも喜んで出来たものです。
楽しかったなぁ。
その後は晴れてホールデビューもしてずっと上京するまで働いていたのでした。


あの時期の一連の流れが今もバックボーンになっているのは間違いありません。
簡単に表裏一体とは言うけれど難しいものです。
ただ敬意、誠意、そして思いやり…このどれかが欠けた瞬間にとても見えにくくなるのは錯覚ではないのでしょう。
誰でも喧嘩するのであれば徹底的にすればいい、それもこの3つがあればきっと意味のあるものになるでしょう。
何事も意味のあるものでなければならない、堅苦しいけれどもそんな人生であれば幸せですね。

あぁ、それにしても春ですね。
開放的な季節なんでしょうか、俺はよくわからないなりに楽しんで生きているようです。
皆頑張れ。
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