そのほとんどがとても重かった気がします。
重い…でもそれは音楽冥利に尽きるという観点で考えればばむしろ軽いもの。
そしてとても価値のあるもの。
ちんぱんです。
まずは昨日新宿ヘッドパワーに遊びに来てくれた皆、ありがとう。
いや、感謝。
ありがとうというかね、もう皆楽しんだだろうから一方的にありがとうというのもなんだかなぁというような日でした。
ただ一緒にあの時間を過ごしあのような時間を一緒に作ってくれたのです。
参加してくれてありがとう、うん、こっちのほうがしっくりくる。
共演の皆もお疲れ様でした、とにかく賑やかだった。
どうして昨日のような日が生まれたのかを考えていたのでした。
素晴らしい1日、トータルで考えるとある意味では_ _ _ _*が参加させてもらってきた歴代でも屈指のイベントクオリティだった気がします。
4組の出演者中、大迫さんが弾き語り、MILLHOWSEがユニットだったのです。
そして初企画だったのです、この組み合わせはとてもじゃないけれど普通では考えられないはず。
5、6組の出演者を揃えて望むのが従来の形のはず。
ただラインナップを知らせてもらった2ヵ月前に感じていたものが的中したのでした。
もしかしたら…昨日のイベントは今という時代にそぐった形なのかもしれないってね。
最初から最後まで観てくれていた人達も恐らくほとんど疲れが無かったのではないでしょうか。
あれは初めての感覚。
観たいものを観たいように観る、単純な話ですね。
そのとてつもない余裕が主催のMILLHOWSE及び敢行したイベント自体にあったという事。
MONさん…O.AのTHE Iに参加してその後も転換中は話し倒しMILLHOWSEで出演、ラストのコラボまで美しいくらいにスムーズにオーガナイズしていたのでした。
あれはちょっと出来ない。
_ _ _ _*もね、実際は40分という時間を渾身でやらせてもらったのでした。
そしてもちろんその後にMILLHOWSEのステージの最後に2曲で全員で参加させてもらったのでした。
どういう感じであの瞬間の8人の音が外に出ていたかなんてわかりません。
ただね、キックを踏む感触が完全にホールから返ってきたのを感じれた瞬間にわかったのでした。
やっぱりやってよかったってね。
蛇腹的生贄とドゲドウ仮面という楽曲をバンドスタイル、それもこの特殊極まりないメンツでどうしようかという感じでアレンジしていたのでした。
面白いから誰とは言いませんが…あの8人の中で癖がより少ないと感じたのはたった2人なのです。
もちろん俺は癖のある筆頭ですが。
もしかしたらこの前も書いたかもしれませんが、より核心に近い部分でMILLHOWSEを理解するのには相当の時間がかかったのでした。
あぁ、そういう事だったのかとやっと思えたのは一緒にスタジオでリハーサルに入った最初の日の事。
それが少しでも理解出来たからアレンジもスムーズだったのかもしれません。
なぜそれほどまでにあの2人なのか。
その部分がどうしてもわかりきれていなかったのです。
ただ不思議なもので言葉や文章で10時間説明されるよりも10秒音出しただけで伝わってしまう事があるのです、まさにそれ。
俺なんてアホだから理路整然とした理屈よりもそっちのほうがいい。
口喧嘩よりもグーパン喰らったほうがいい。
少なくとも俺はそうして生きてきたのです、どれだけあざとく賢く狡猾だったとしてもね、最後には芯が太い奴が立っているんだって事をね。
そうして生きてきた、やられて去った場所もある。
そういった部分で良いもの悪いもの、それがわかれば十分だったのでした。
どれだけ曲を愛しているのか、オッケィみたいなのね。
同じ時間軸、違う場所、その中でお互い観てきたもの感じてきたもの、それが混ざれるのだとね。
結果的に組み上がったアレンジ、それは原曲とは少し違ったかもしれませんが…あれはきっと俺達がMILLHOWSEの曲をカバーしたというよりもMILLHOWSEの心をカバーしたかのような仕上がりでした。
いや、きっとそうだ。
演奏中にEDoさんが笑っていた、それだけでも何かこう感じるものがあったのでした。
そういうものが発信されていたはず、そして結果的にだったとしてもそれがイベントの趣旨だったのかもしれない。
思うんですよ。
理解が足りなければあの楽曲達はそうそう簡単にはアレンジ組めなかったはず。
それっぽくだなんて簡単なんだけれどそれじゃやる意味が無い。
別にあのメンツでわざわざやる理由なんて無いもんね。
俺自身も恐らく_ _ _ _*を介してだと初めてという素直なドラムを叩いていたのでした、恐らく別人だったはず。
俺なんて実際はその場所のテンションでコロコロ転がるドラマーなのです。
そして…教えてもらったんですよ。
真っ白な音楽、真っ白なイベント。
何も無いという凄さ。
確かに昨日は会場も盛況だったかもしれませんが関係無い。
何か時代と共に欠落しつつあるかもしれないようなものが満たされていたんだからね。
_ _ _ _*の演奏中にね、ひしひしと感じていた事があって。
目に見えて後ろから前に人波のようなものが迫ってきていたんですよね。
ジリジリ…とてもゆっくり、それこそ分速2cmとかそんな世界だったかもしれない。
何かがそう感じさせていた。
好奇の目。
懐疑の目。
許容の目。
嫉妬の目。
誰がどこでどういう顔で見ているのかまでね。
いろいろわかったものでした、だってそれだけ真っ白の会場だったんだから。
参加させてもらって本当に感謝です。
個人としても_ _ _ _*としても物凄く意義のあった1日だったと思います。
確実に未来へ昨日を持っていけそうです、まだこれからいろいろとゆっくり考えてね、忘れ物が無いか探してみようと思います。
いつか…いつかね、_ _ _ _*の曲を誰かに丸投げして一緒にやれる日が来るのをこっそりと楽しみにします。
真っ白な音楽、真っ白なイベント。
楽しかった。
ありがとう。
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