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アナログは手法に成り下がった。

ビックリですよね。
なんとか駆け込んだ電車の先の停車駅でやっと反対に乗っていたとわかりつつドアが閉まってしまったあの感覚。
ちんぱんです。

ふとした時の自分の反応には笑えるもんです。
余裕かまして電車に乗ろうとした瞬間、予想以上にドアが閉まるのが早くて明らかに乗り損ねているのに、見られていた人に対して最初から乗る気無かったんだよみたいなアピールしながらスタスタと先に歩いて行くとかね。
何やってんだか。


暇なんだか暇じゃないんだかよくわからないような生活を送っています。
いや、暇じゃないんだけれどね、どうにも待ち時間が多かったりすると変な気分になります。
24日に配布される予定の_ _ _ _*新聞にもちょっと書かせてもらったのですが、今は物凄く複雑な事になってしまっているのです。

アナログはもう1つの手法でしか無くなった。

これ本当の話です。
もちろんRecを通して音に携わっていてそれは知っていたのですが、ついこの間映像で生きる人間と話をしてね、そっちもそうなのか!ってね。
だいぶ過去の日記で書いたと思うのですが、フィルムってあるじゃないですか。
例えば夕日なんかを撮ればグラデーションがきれいに写る。
それをデジカメで撮った所で0か1でしか無いわけだから完全にグラデーションにはならないって話ね。
これが覆された。
デジタルで完全なるグラデーションになるのです。
もちろんね、最後の最後の砦でフィルムにしか出せない味というのはあるのですが、それももう本当に職人クラスでないとわからないくらいの代物になっているんだそうな。

これね、音の世界にとっても衝撃なんですよ。
デジタルの抱えるデータの量がそれだけ膨大になってしまったという事なのです。
そしてそれだけデジタルがデータを抱えれるという事になった反動は当然あるのです。
音もね、デジタルってものがアナログ以上にデータを蓄えられるとすればどうなるのでしょうか。
それまで隠せていた粗さえも見えてくるのです。
映像に生きる人間が言ってましたよ。
例えば人間のシワなんかもね、もう今の予算では隠せない。
するともしかしたらメイクから映像の加工まで予算が増えるじゃないですか。
でも世の流れは安く速くなもんだから予算は変わらない。
すると結局はどこかで人件費削るしか無いってんでね、制作サイドに無茶が生じるわけです。
でもそれで撮れてニーズってやつを満たせるのであればいい。
ただもしこれが映画だったら大変な話なのです。
内容のクオリティでいけば明らかに劣ってきている。
当たり前です、予算が足りないんだからさ。
それで妥協の賜物でなんとかなるのですがごまかせないのは本当にコアなファン層。
少し贅沢にお金をかけて趣味を本気で楽しんでいる人種に通用するクオリティでは制作出来ないという話ですね。
それは文化の衰退に直接繋がるもの。

この間ね、レッドクリフを観たって日記を書いたのですが、実はそういう部分を最も観ていたのでした。
映写機。
これも改めて聞いてわかったのですが、今のデジタルのデータを正しく100%で映せないらしいのです。
もちろん映画には音楽って必ずあるものです。
いや、音楽というより音という音。
やっぱりね、違和感があったのです。
今のデジタルで構成される音の最高品質は既に耳に叩き込まれている。
というのも俺の自宅にはケーブルからプリアンプ、そしてヘッドフォンなどある程度揃っているからそれなりに音質の有無が判定出来たりするのですが…やはり一級と呼ばれる映画館から発せられる音ってやつはそれに大きく劣っていたのでした。
何が1級なんだか…需要のあるものばかりが発達して需要が無いものは大きく遅れている。

これが大きな問題。
そう、音も映像も最高品質を提供出来たとしても肝心要の再生するものが世に普及していないのです。
MP3が主流じゃないですか。
安いですよね、便利ですよね、俺も欲しいと思うようになってきています。
MP3じゃなくてもね、PC上で落とせるデータ。
今回のRecでわかったのですが、音データは少なくとも100%そのままメールで受け渡し出来るものです。
でもね、それを各家庭で100%再生しようと思えばとんでもないお金がかかるものなのです。
この映画のここのライティング具合が最高なんだって制作サイドが頑張って作って外にそう言ってもね、そんなのちょっと悪いDVDデッキで再生してもわかるはずがない。
だって再生出来ないんだもん。
フィルムだとまるわかりだったのにね。
でも世の流れがそういう流れなもんだからしょうがない。
そういうある程度高品質なものがそこまで必要とされなくなってきているんだから。

地デジってあるじゃないですか。
あれ物凄い問題を起こしているみたいなんですよ。
バカでかいテレビあるじゃないですか、フルハイビジョンとかね。
いいですよね、きれいだし画面大きいし。
でもよく考えてみてください。
携帯で写真は皆撮ると思うのですが、PC上でサイズが小さくて大きく引き伸ばしたら画像が粗くなりますよね。
という事は…今までの画質で撮っていたら完全に地デジに移行してから大変な事になるのです。
制作サイドが今使っている機材が表現するサイズをそのまま引き延ばす事になってしまい、とても耐久出来なくなるのだそうな。
それを切り替えるには今現在で1桁違う機材を購入するしかないそうな。
たくさん潰れるでしょうね、制作会社。
そして機材買い揃えた所で予算は変わらない、人件費減る、これは地獄の到来。
免れられぬクオリティの低下。
でも確実にいるコア層、気骨ある作り手として今何をするべきなのかってね。
地デジに移行してから例えば80年代の何かの番組とかってね、もうこのままでは流せないそうです。
YouTubeみたいになってしまうだなんて恐ろしい話ですね。

そこまで膨大なデータを自在に動かせるようになってしまったデジタルという枠の中にアナログがスッポリと入ってしまったのです。
完全アナログ風にしてみようかなんてのが既に可能な段階。
もちろん根の部分の技術だけは絶対に確かで揺るがないものなのですがこれは参る話なのです。
そして。
今はまだ音楽もそれだけのものを再生する機器がスタンダードになっていないのですが、これも問題。
じゃあ実際にスタンダードに再生出来るようになった時に今まで聴いていたものが聴いていたように聴けるのか?
物凄い懸念なのです。
俺の一応の結論としては今まで通り聴けないに1票。
左右に振った2wayスピーカーで普通に聴けていたもの、ライブハウスもほとんどがそうですね。
これが凄まじい性能を誇る4way5wayのスピーカーで聴くようになった時に過去の名盤達がどこまで対応出来ているのか。
バンドの生演奏も含めてですね。
デジタルの性能が凄まじくて楽器の粒や減衰の瞬間までの収録具合が半端じゃないのだとすれば…こればかりはその時が訪れないと結論は出ないと思うのですが、その時の音の技術が凌駕してしまっているかもしれません。
すぐそこで演奏されているかのような…映像でさえそうなんだからね、音もそうなってしまいかねない話です。
するときっとね、2wayだったから隠れていたはずの粗が全部隠せなくなるのは道理なのかもしれません。
2wayでギリギリなんとか聴ける音質、それが5wayだと恐らくスカスカになってしまっているはず。
元々音の情報量が少ない上に分散されちゃうんだから。
本当に良いものしか生き残れないじゃないですか。
それこそ良い悪いのみの判断になってそうで怖い話です。
困った困った。
これも専門の人に追々話を聞いてみようかと思いますが…難しい問題です。
ちなみにここだけの話ですが、ライブハウスによってはPA卓がデジタル制御されていたりするのですが_ _ _ _*は大の苦手だったりします。
明らかにアナログ卓のほうが思い通りに出てくれるのです。
頼むから生でそのままスコーンとってお願いしても卓を制御しているのがデジタルで人間は監督しているだけ。
逆になっちゃっていて人間とデジタルの技術や表現力が逆転しちゃっているライブハウスがたまにあるのです。
デジタルがやっちゃうと均一化されてしまって他のバンドさんと同じような音になってしまう事が多過ぎる、これも参った。

でも幸運だったのはある程度そういう事情を汲めた状態でRecに臨めたって事ですね。
次発表される音源には1曲だけ1発録りのLiveTakeも収録されているのですが、事前にこれを知る事が出来なければ録れなかった代物だと思います。
購入された方は嘘だと思いながらもアナログ盤をセットしたデッキからそれなりのヘッドフォンで直接抜いて聴いてみてください。
出来る事ならプリアンプかましているのが好ましいのですが、そんなもの持っている人ほとんどいないもんね。
でも確実に普通に流しているのとは桁違いの音が耳に飛び込んでくるはずです。
収録前にそういう結論に達したのでした。

何とは書けないのですが、結局俺達の録音した手法なんてものはアナログの粋を集めたようなものでした。
アホですよ。
DTMでちょちょっとやれば抜けない音も抜けるようになるしね、逆に言えば誰でも良い音でそれなりに録れちゃうもんです。
でもそれをやっちゃったら誰でも買えて操作出来るDTMソフトにくっついている加工ソフトなもんだから結局均一の音質になっちゃう。
個性もへったくれもない、それが嫌だから完全にマイキングと素音で勝負みたいなね。
さらにそこから拾った音をなんたらかんたらと今の時代だと物凄く面倒臭くなってしまったであろう段をエンジニアさんが踏んでくれたおかげもあってね、随所に生々しい部分が見つかると思います。
正直な話、マスタリングしたものよりもラフミックスのほうが素晴らしい出来だったくらいです。
コンプいらずでも…あぁ、少しわかりにくい話になってきたかな。
でもマスタリングはどうしても必要だからしょうがなかったのですが。
いろいろと同業の方は聴いてみてください、きっとちょっと聴いたくらいじゃわからないだろうけれど何かが起こっています。
それも楽しみだ。
別に売れなくたっていいじゃないですか。
それよりも聴きたい人が聴きたいように聴いてくれるだけで幸せなものです。
ただマスターはマスターってだけの話です。

いろいろ書いているのですが、本当に今が難しい時代なのかもしれません。
デジタルってのは想像以上のものに育ってきているようです。
それこそ聴こえなかったはずの音を操れるのが人間の専売特許だったはずなのにそれさえももしかしたら…って所にまで来ている。
どちらにせよ、作り手さん頑張れって思います。
いつか本格的な映画の現場に参加したいなぁ、それこそデジタルに負けないくらいの人ならではの能力を駆使してね。
…まだ対応に一杯一杯で無理なのですが。
恐ろしいのが人間というそのものがそれに慣れてしまうという事。
クオリティよりも合理性を求めてしまえば計り知れないものが失われるだけでしょう。

う~ん、これでもかなり差っ引いて書いているのですがそれでもバンドマンぽくない日記になってしまっていますね。
…よくないなぁ。
でもそれも実際にぶち当たっていた大きな問題、いっかいっか。


届けたいものを届けたいように届ける時代はもう終わったのでしょう。
全ては委ねるべきなのでしょうか。
そう思って俺もこれからいろんなものと接していこうと思います。
今日はね、四谷でスリーマンライブが行われます、また良い火花が観れそうだ。
楽しみだ。
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